プレゼンテーション入門2_色を増やすのやめよう
こんにちは、ワタルです。
プレゼンテーション入門2です。
入門1はこちらからどうぞ。
このエントリの目的
今回は、プレゼンテーションの内容についてではなく、
知ってるだけで資料が美しくになるよ、という部分について解説してみます。
また、それらを反映させたテンプレートも頒布しますのでぜひ使ってみてください。
資料作りで最も重要なこと
まずはじめに、資料デザインで最も重要なことは、
"聴者にストレスを与えないこと", "聴者がデザインに気が取られない様にすること"だと考えています。
ストレスとは、例えばこんなことだと思います。
位置がバラバラとずれ、気になる。
資料が人と被って見えない。
色使いが激しい。
見てるだけで気が散るようなスライドはやめていきましょう。
ガイド機能で使用領域を決めてしまう
まずはじめに、スライドの領域について解説します。
私はスライドをこのようにガイドで区切っています。
まず、赤色の部分、ここは禁断の領域としています。
単純に、読みにくいからです。特に下部は聴者の頭と被ることがよくあります。
さらに、このようにガイドを設定しておくと、
PowerPointには、[描画オブジェクトをグリッド線に合わせる]という機能がデフォルトだと有効なので、
画像や文字が微妙にズレているといったことが起こりにくくなります。
スライド毎に、見出しの位置がズレている資料を目にすることが往々にしてありますが、それを簡単に防ぐことが出来ます。
色使いについて
次に色使いについて。
基本的に黒、赤、青の3色で充分です。
私は、プラスイメージの文字には青、マイナスイメージの言葉には赤で使い分けています。
ちなみに、パワーポイントデフォルトの色は少し強いので、
黒は、R:G:B=77:77:77
青は、R:G:B=0:113:188
赤は、R:G:B=255:80:80がおすすめです。
比較図はこちらです。
右側の方が柔らかい印象を感じられますね。
ちなみに、下記にて配布しているテンプレートでは、このように設定済みです。
濃淡の活用
とはいえ、色の数が足りないと感じた時は、濃淡を活用すると良いです。
具体例として、駅でよく見かける案内図を見てください。
センスの悪い人は、行き先を赤、行かない方向を黒などの配色にしそうなところですが、
この例から行き先を黒、行かない方向をグレーにした方がよほどシンプルでわかりやすいことが実感できます。
このように色が足りないと感じた時は、色の違いではなく、色の濃淡で表現できないかを考えて見ると良いと思います。
このビールのCMも同じ原理だと言えます。
強調したいときに色を付ける発想だけでなく、強調したくない部分の印象を薄くすることで、目立たせることをここでは覚えてもらいたいです。
文字の大きさについて
次に、文字の大きさについて、
これは20以上32以下の間と覚えておけば充分です。
これ以上小さい字は読めないし、そもそも読む気にならない。 大きい字は稚拙な印象を持たれがち、ということが理由です。
TIPS
最後に、覚えておくと便利そうな事を箇条書きにしておきます。
.potmファイルは、”Office のカスタム テンプレート”に保存しておくと、新規作成→個人用から いつでもこのマスタで新規作成ができるようになる。(下記の配布ファイル)
クイックアクセスツールバーに「テキストボックス作成」「最背面へ移動」「最前面へ移動」を追加しておくと便利。
ショートカット「Alt + H → G → A →C or M」 : 左右揃え or 上下揃え。を覚えておくと便利。
テンプレート配布
最後に、私が資料作成の時に使っている自作のテンプレートを置いておきます。
ご自由にどうぞ。
https://drive.google.com/file/d/14UyxLHEcremongA61tkrQxO3gYkxFyb-/view?usp=sharing
使い方やリンク先がおかしいことになっている等あれば、twitterから連絡頂けると嬉しいです。
このエントリは終わりでーす。