筋肉で解決しないために。

日々出会うモノに対する考察をしたり、主に以下のテーマに関して書いています。 データサイエンス/人工知能/AI/機械学習/DeepLearning/Python//数学/統計学/統計処理

AWS Certified Solutions Architect - Associateに合格したので、その学習法をまとめました

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2019年ブログ頑張るという目標立てながら、本年2記事目です。
頑張ります...

はじめに

さて、
先日AWS Certified Solutions Architect - Associateに合格したので、
学習法等々をまとめてみます。
動機としては、社内にインフラ(AWS)関係で落ちている仕事が様々あり、拾っていこうかなと思ったためです。
学習コストは10日*1と約2.5万円でした。

往々にエンジニアリングスキルは、 作りたいもの/やりたいことベースで手を動かしながら学ぶのがセオリーだと良く言われ、私もその通りだと思います。

しかし、AWSに関していえば、AWSサービスの広範囲の知識が求められ、 且つ 「社内エンジニアはキューの作成時によくミスをします。どのように改善すべきですか?」*2といった実際にありそうな要件に対して様々なリソースを組み合わせてどう解決するかという知識が求められるため、
一旦AWSに関する知識を付けるゴールとして本試験を活用して、その後手を動かすという学習ルートはありなのではないかと思いました。

では本題ですが、
はじめに僕の前提知識を紹介し、
その後取り組んだコンテンツ順に上から列挙していこうと思います。

今後資格取得を考える方の参考になると嬉しいです。

前提知識

試験対策を始める前の僕の知識レベルはこちらです。

  • 職種は機械学習エンジニア
  • AWSの実務経験はなし。
  • AWSをはじめよう」*3は読んだことがある。
  • 先月、会社のオフィス拡張があり、本社と分室のVPN接続や社内ネットワークの設計と構築はやってみたらできた。

こんな感じ。

学習コンテンツ

手を動かしながら2週間で学ぶAWS 基本から応用まで

始めに手をつけたコンテンツはこちらです。

www.udemy.com

以下の記事を以前読んだことがあったため、あまり深く考えることなくここからはじめました。 upura.hatenablog.com

動画は10時間以上あるため、1.5倍速再生で隙あらば見続けました。
理解度はさておき、とにかく1周したことで、
AWSの全体像が理解できた様な気がします。

以降の学習において、 諸AWS用語が2回目に触れる単語になる恩恵も大きいと思いました。

価格 : 1200円
(セール期間中の価格です。また、udemyは常にセールをしている様なサイトなので、もし定価だったら少し待ったほうが良いかもしれません。長くても2日待てばどこかでセール価格になると思います。)

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本

次に手をつけたコンテンツはこちらです。

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本

先述の"手を動かしながら2週間で学ぶAWS 基本から応用まで"のコラムにて 紹介されていたので買いました。

Webの正式名称はWorld Wide Web(世界に広がるクモの巣)といいます。

という記述から始まるくらい入門書です。
見開き左紙面に解説、右紙面に図解という構成になっており、わかりやすいと思います。
僕は知っている内容が多かったので2,3時間で読み終えることができました。

この本を読んだことで、AWSのサービス名称がWebシステムにおける何を代替しているかの理解が強くなった様に思います。

webシステムほんとに何もわからん!って人だったら、
"手を動かしながら2週間で学ぶAWS 基本から応用まで"と順番を逆にしても良いかもしれません。

価格 : 1680円(kindle版)

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書

いわゆる黒本というやつですね。
コンテンツとしてはこれが最後です。 他にも対策本は様々ありますが、購入理由は、
初版が2019年1月21日、第1版第3刷が2019年2月21日と非常に新しかったためです。

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

5日くらいかけて1周読みました。
ダウンロードして利用できる模擬試験もついており、 1周した後に受けてみました。
その時は正解率55%くらいだったと記憶しています。

模擬試験の復習を行い、2周目にも突入し、出来るだけ暗記しました。

日曜に受験したのですが、この模擬試験を行なった時点で金曜の夜でした。

価格 : 2570円(物理本)

AWS Certified Solutions Architect - Associate - Practice - 模擬試験

AWS認定には、公式の模擬試験があります。

有料且つ本番より問題数も少ないのですが、本番と同じ画面を操作できるのでやってみると良いと思います。
個人的には、本番より難しかった気がしました。

終了後はスコアが送られて来るだけなので、問題文のスクショはお忘れなく。

模擬試験のスコアはこんな感じでした。

総合スコア:  60%
トピックレベルスコア:
1.0  Design Resilient Architectures: 77%
2.0  Define Performant Architectures: 57%
3.0  Specify Secure Applications and Architectures: 50%
4.0  Design Cost-Optimized Architectures: 50%
5.0  Define Operationally-Excellent Architectures: 0%

この時点で、試験前日の夕方でした。
他ブログ等では合格ラインは65%とか70%とか言われていたので、
🤔
この表情で早めに寝ました。

価格 : 2160円

本試験

銀座CBTS歌舞伎座テストセンターで受けました。 銀座CBTS歌舞伎テストセンター | CBT-Solutions

受付もスムーズでしたし、会場も綺麗で、試験中も静かだったのでおすすめです。
試験料は16200円です。(会場によって試験料は変わりません。念の為。)

(地図上に屋上庭園の位置書かれてもわからんよ...と思いました。)

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テストセンターの地図

試験結果はこちらです。

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結果1

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結果2

ギリギリですねw

ここまでで合計23810円でした。

今後について

まずは、"手を動かしながら2週間で学ぶAWS 基本から応用まで"について、1.5倍速で聞いただけなので、手を動かしたいと思っています。
また、会社に紫本が落ちていたので、それもつまみ食いしつつ、実務進めていくって感じかなーと思ってます。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

本試験の認定期間は3年で、上位にはAWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルがある様なので、 実務こなしつつ、1,2年後くらいにまだAWS触っていたら受けてみようかなと思います。

その他

  • AWSセルフペースラボ

aws.amazon.com

会社がAWSセルフペースラボのクレジットをくれたので2コース触ってみましたが、テキスト通りにコンソールをポチポチするだけで楽しくもないし、為になっている感じもなかったので辞めました...

  • AWS WEB問題集で学習しよう

aws.koiwaclub.com

無料会員登録だけで、模擬問題が受けられるサイトです。
解いてみたところ、現在の問題傾向とは異なると感じたので、途中で辞めました。

余談

AWS認定に合格すると、aws certificated storeというAWS資格の所有者にしか入れないショップにアクセスすることができます。
ファンになってしまいますね。とても良い仕組みだと思いました。

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aws_certificated_store

終わりでーす。

*1:試験の存在を認知した日から合格までの日数

*2:実際の試験で出た問題です。本試験の特徴をよく表した問題だったと感じています。

*3:https://booth.pm/ja/items/1032590 技術書典5で買いました。この頃から関心はあったわけですね。